ポメラニアンは、とても警戒心の強い犬種とされています。
そのため、小柄な室内犬でありながら、番犬の役割もしてくれます。
マンションで気軽に飼える番犬、といったところでしょうか、頼もしいですね。
無駄吠えが多いという評判もあるようですが、決して無駄吠えではないんです。
子犬のうちからしっかりしつけてあげれば警戒して吠えることはあっても、
やみくもに吠えてしまうことはありません。
あまりのかわいらしさに負けて、なんでもよしよし・・・
なんて甘やかして育ててしまうと大変です。
吠え癖はもちろん、噛み癖もやめてくれないようになってしまいます。
お散歩中に、勇敢にも大型犬に吠えている子を見かけたりしますが、
子犬のうちからいろんな犬や人に慣れさせてあげたいですね。
ポメラニアンは飼い主さんにとても忠実です。
賢く物覚えも早いので、しつけするのもわりと楽な犬種です。
好奇心旺盛で遊びが大好きなポメラニアンは、しつけをしっかりすることで、
飼い主さんととでもいい信頼関係が築けるでしょう。
ちょっと人見知りなところや神経質な子もいたりしますが、
ほとんどの子は社交的で、しゃがんでみると寄ってきてくれたりします。
ころころとしたぬいぐるみのような姿はかわいらしくもあり、優雅さもあり、
ポメラニアンはとても魅力的な犬ですね。
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
コーギー
パピヨン
ポメラニアンというと、フサフサで小さい活発な犬というイメージですね。
よく動き、活発で警戒心の強いポメラニアンは飼い主さんにとても忠実な犬です。
被毛はとてもやわらかく、ダブルコートという二層になっています。
ソリ犬サモエドが先祖であるように、寒い所に対応できるよう二層になっています。
ポメラニアンについては、改良が進められてきた中で、
全体的にやわらかい被毛となっています。
下毛(アンダーコート)は短くやわらかい毛で、保温の役割をします。
抜け毛を見ても、ソバージュのように細かいうねりがありますよ。
上毛(オーバーコート)はストレートでふさふさしており、体の保護に役立ちます。
このダブルコートのおかげで、
まるで毛玉のようなコロコロとした愛らしい姿を演出しているのですね。
胸やしっぽには長い飾り毛があり、特にしっぽは豊かに大きく巻いています。
夏の暑い時期などは、全身にバリカンが入れられた子を見たりしますが、
まるで別の犬のようです。
シャンプーしたときなどにもびっくりするくらい、小さくなります。
ポメラニアンがいかに豊かな被毛をまとっているかがわかりますね。
耳は小さく、三角の立ち耳をしており、おでこは突き出たような型をしています。
どれも本当に小ぶりで、とても愛らしいつくりになっていますね。
チワワ
ダックスフンド
ポメラニアン
ミニチュアシュナウザー
マルチーズ
ポメラニアンによく見かけるのは、ベージュのような茶系の色ですね。
しかし、日本で登録されているポメラニアンの毛色は、なんと13種類もあります。
ホワイト・クリーム・ブラック・ブラウン・チョコレート・オレンジ・
レッド・ビーバー・ブルー・ブラックタン・オレンジセーブル・
ウルフセーブル・パーティーカラーの13色。
血統書の記載ではそうなりますが、
実際一般の人が見たら見分けられそうにありません・・・
それ以外にも、ミスカラーといわれる非公式のカラーが8色あります。
ブルーマーブル・ブルーマール・ブルーマール&タン・
ブラックマール&タン・チョコレートマール・イザベラマール・
オレンジマール・ウルフセーブルマールの8色です。
ポメラニアンに限りませんが、ミスカラーについては
全体的なカラーの違いや部分的な違いがあり、希少な見方もされます。
最近では他の子と違った特徴のある子がいい、などといった
飼い主さん増えてきているようですが、少し注意が必要です。
犬には、毛色を決定する遺伝子の組み合わせで、決して良くないものもあります。
ミスカラーには、遺伝的な疾患を伴うものもあるとされています。
ポメラニアンを迎えるにあたり、毛色で選ぶというのもいいかも知れませんが、
あくまでも健康で元気のある子を選びたいですね。
パグ
ジャックラッセルテリア
ボストンテリア
ビーグル
キャバリア
ポメラニアンの原産国はドイツです。
東ヨーロッパのポメラニア地方(英語読み)出身なので、ポメラニアンといいます。
19世紀頃イギリスに持ち込まれた後、その名前で呼ばれることとなったようです。
先祖はサモエド犬(あの大きいソリ犬です)系の大型で、
イギリスに持ち込まれた際は10sほどもあったようです。
想像できませんね。
サモエド犬の、大型にもかかわらず愛らしい顔立ちは、
ポメラニアンに受け継がれているような気がします。
ポメラニアンが今のような小型犬に改良されたのは、
イギリスということになります。
ビクトリア女王の愛犬だったことでも広く知られています。
やはりドッグショーでお披露目されることにより、瞬く間に大人気になりました。
ビクトリア女王も、その溺愛ぶりによって火付け役のひとりといわれています。
ポメラニアンはもともと白系でしたが、
改良を重ね、その後様々な毛色が誕生します。
イギリスのみならず、アメリカでも毛色の改良は進められたようです。
体高はオス・メスともに18〜22cm、
体重はオス・メスともに1.8〜3.2s
という、スピッツ系の中でも最も小型です。
当時からセレブ犬という認識があったというポメラニアンですが、
今日の日本でも、なんとなくそんなイメージがありますね。
ボーダーコリー
トイプードル
シーズー
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー